テレビから学ぶ格言がある☆

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VSクイズ王! 古畑任三郎 Pert5

こんにちは!

 

セルフです!★

 

本日も古畑任三郎からですが、

今回はちょっと格言というよりは、趣味路線な記事になりそうです(笑

 

第2シーズンの第6話にあたるこの話は、最後まで対決感を重要とした話です。

まさにクイズ王との対決にふさわしいトリックと詰め手となっています。

 

あらすじは

とあるクイズ番組に出演することになった古畑。

自滅によって早々に収録を終えた古畑はテレビ局に八つ当たりをして帰ろうとします。

一方、同じテレビ番組で連勝記録を更新しているクイズ王・千堂(唐沢寿明)は、決勝戦でお題となる数字を予め知っておくというイカサマをやっていたのです。

しかし、マスコミに情報がバレ、上層部からイカサマをやめるようになったため、数字を強引に聞き出そうと衣装さんのもとを訪れます。

力ずくで見ようとした際、突き飛ばした衣装さんが頭を打って死んでしまいます。

 

表では、お笑い芸人が稽古中でドア以外の出口はない。出られなければ誰かが来るかもしれません。

どう脱出するか。。。

 

といった内容です。

 

さてさてこの作品で好きなところは、いろんな伏線が見事に回収されていく点です。

 

ここからはネタバレにご注意ください。

 

 

 

まず、トリックは映像が故にキレイに見せられるもので、よく見ると気づく仕掛けになっています。(クライマックス前の暗転部で「録画していた人はあとでゆっくり見直してください」といっているくらいです。)

 

そして、クイズ王という立場がゆえの様々な状況が実は追い詰められる詰め手になっていくという構成が大好きです。

お弁当のがんもどき、赤穂浪士四十七士の衣装、くさやの意味、出前持ちの衣装、そしてファルコンの定理。

 

暗転部のあとの解決編で犯人が追い詰められるという常識を覆し、

もうひとつの詰め手を用意するという点。

密室トリックを破った段階で犯人は降参せず、「それは誰でもできたことだ」と反論します。

 

そこで参ってしまった古畑はお手上げとなります。

この最後の詰め手は視聴者にフェアではないかもしれませんが、クイズ王だからこそひっかかる仕組みとなっています。

しかしこの一見フェアでない仕掛けは、テレビをメタ的に使った面白いものだと思うのです。

 

これ、ドラマの中で使われる小道具の新聞なんです。

よく見てください。はい。はい、ここ、『毎朝新聞』になってる。こんな新聞ない!

 

なんと、ドラマの小道具がドラマの中のドラマの小道具だったというオチ。

視聴者がそんなところまで、気づけるわけないじゃない!という人もいるかもしれません。

 

しかし、テレビの中でのテレビ局をメタ的に使ったからこそ、できた荒業だと思います。

一見、ドラマの常識を翻しているので、マナー違反と捉えるひともいるかもしれませんが、いろんなことにミステリーを通して挑戦していく姿勢、

そこが古畑のいいところであると思うのです。

 

あなたは、常識にとらわれず挑戦する姿勢を持ち続けていますか?